箱の中。

2004年1月29日 日常
昔、

“あぁ、あたしの親、
 ほんとは別にいるんじゃないかなぁ。
 いたら、今あたしの近くにいる親は、
 いわゆる継母とかって言うんだ。
 あのお父さんって呼んでる人にも
 「あんた」って言っても
 きっと平気なんだ。
 あぁ、そうだったらいいのに”
           って思って、

インターフォン越しに

「あ、おばちゃん?ドア開けて」
       って言ったことがある。

リビングで直接、

「あたしってお父さんの子かなぁ」
        って言ったことがある。

世の親から見たら酷い子どもだ。

きっと親から見なくても酷い子どもだ。

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ただ単純に、

ごく普通にあるとうたわれているものが

ほしかっただけ。

そんなに難しいものだなんて

全然気がつかなくて

ほんとは気が付いても

きっとどうにかなるんだって思って。

でも、やっぱり残るのはポカーンとした穴だけで、

もうあたしには

居場所なんてない。

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またこんなこと言ったら

呆れられてしまうだけだろうな。

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