海辺の病院で。

2004年5月8日 日常
手術することになった。

家族が来て、周りにはいつもお世話になってる
ナースやドクターがいてくれて
安心する。

主治医は女ドクターで
執刀医は外科ドクター。

前投薬も済んで、身支度も整えて
あたしはベッドで大人しく横になってるだけ。

手術室に近づく。

主治医が「切り取って楽になろうね」って言った。

でも、なかなか手術は始まらない。
時間のはずなのに。
執刀医が来ない。

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なかなか始まらないので
不審な気持ちで起き上がった。

そしたら別のドクターが来て
「あなたの体は悪い所を切除したところで済むわけじゃない」

その後、医療英語も交えて話が続く。

前投薬で意識がボーっとしてるあたしは
うまく話が聞き取れない。

「切除した後に代わりになる人工臓器が必要よ」

へ?それって思ってたより悪いってこと?

あたしの体は思ったより悪くなっていて
切除しなければならない所がとてつもなく多く
切除しただけでは体が空洞状態になってしまうから
代わりになる人工臓器が必要らしい。

主治医は経験が浅く、上司である執刀医をアテにしていたらしい。
執刀医は切除後に人工臓器が必要なこと分かってたから
手術はしない方向にしてたらしい。

主治医と執刀医のすれ違いって…
おかげで周りはあきらめモード。

でも、あたし自身はあたしのことだもん。
あきらめられるわけない。

あきらめることはイコール苦しんで死ぬことを意味する。

それは出来ない。

というか、そうなる気がしない。
どんなに悪いって言われても良くなるような気がしてならない。

あたしはトイレも一人じゃフラフラで行くのも危なっかしい状態で
でも、もう周りなんて頼りにしてられない。

自分でどうにかしてくれるドクターを見つけて
良くしてもらわなきゃ。

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探しても探しても
ドクターの言うことは同じ。

あたしはもうどうしようもないんだろうか…

こんな時でも海は今日も穏やかに
青の光を揺らしてる。

不思議とあたしの心も穏やかだ。
焦っても仕方ないこと、
ここ数年で学んだとこだから、かな。

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朝からこんな夢見ちゃった。
もうめっちゃリアルだったよっ><;
今、消化器系が弱ってるから余計に…
てゆっか、夢に出てくるって
相当参ってる、のかも(苦笑)

それ+ブラックジャック見過ぎだな(大笑)

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