黒田倫弘

『心変わりとあなたの天気予報。
これ程あてにならないモノってないのよ。』って
車の中ひとり メールを読み返して
君の待つ場所へと

雨降り午前2時 傘を回して
スカートはいた 君が照れるFriday night
少し濡れた肩と 待ってなさそうな顔が
僕を慎重にさせる

がんばって生きてる 君に何をしてやれんだろう?
それぞれの「場所」があって それぞれの「好き」があって
想いが募る

今日も君の笑顔に触れた後ろめたさが
そっと時間よ止まれって祈ってる
そんなへんてこりんな僕の愛に何も言わずに
君が笑えるのはなぜ?

港の灯り見下ろして下りてく
不慣れな高速と時刻を告げる観覧車
曇る窓ガラスに何かが書いてすぐに消した
仕草が愛おしくて

偶然重なった 互いの歩んでる線と線を
無理矢理に解かないで 君から解かないで
僕のエゴでも

誰もいない雨降る街2人寄り添って
そっと君の肩をぎゅっと抱いたら
星の見えない夜空と伝う君の温もりで
君がひとりだと気付く

「また明日ね」って約束 交わした事のない関係には
君だけの「君」があって 僕だけの「僕」があって
朝日が昇る

今日も君の笑顔に触れた後ろめたさが
そっと時間よ止まれって祈ってる
そんなへんてこりんな僕の愛に何も言わない
君を…

誰より好きで好きで大好きってカッコつけずに
言える男になれず ごめんね
雨あがる青い空見上げ いつものように
今日の2人が始まる

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